2011/06/20

トドはモミ。エゾはトウヒ。

ずっと気になっていたことがある。

つい1ヶ月前まで雪が積もっていた現場。冬には5m~10mもの積雪があるという。
しかし、雪で根曲がりした樹がほとんど見られないということ。
雪起こしもしない。

岐阜や北陸のスギの見事なS字を見てきた自分には???がたくさんあった。


傾斜が緩いから??

確かに北海道の地形は総じて緩やか。でも、局所的には急な所ももちろんある。
そうしたところでも根曲がりは見られない。


雪質が違うから??

北海道の雪(特にここ旭川周辺)はパウダーで軽い。北陸の重い雪とは違うから曲がらないの?
いやいや新雪こそ軽いけど地表近くの雪は内陸も海沿いも大差はないだろう。


樹種が違うから??

北海道にはスギではなくトドマツ、エゾマツ、カラマツが植えられる。だからかな?
でも、カラマツは雪で倒れてた。だけど成木したカラマツに根曲がり跡を見たことがない。


う~ん。と悩んでいたところ『造林学』という古い本に目を通していたら

「モミ属、トウヒ属の林木は屈地性が強く、真直ぐな樹幹をもつ」とあった。

なるほど!トドマツはモミ属でエゾマツはトウヒ属だもんね。
雪で曲がっても重力に反する力が強いから真直ぐになるのだな。

「カラマツはというとモミ属、トウヒ属のそれより弱い」とあるのも納得。

1981年初版の古い本ではあるが大事なことはきちんとまとまっていてとても良い本だ。

0 コメント:

コメントを投稿