2012/12/12

木に学ぶ。人に学ぶ。



造材の仕事がつづく。

自分の役割は先山での伐倒、枝払い。気寄せ・集材のワイヤー掛け。そして、土場での採材、玉切り、検寸。
研修生ということもあってひと通りの仕事(重機のオペを除いて)をやらせてもらってる。


<伐倒>

山子は自分以外に2人いるし、ブル1台での集材なので伐倒が追われることはまずない。
なので、1本1本の木に時間をかけて丁寧に向き合うことができる。
しかし、少々間伐が遅れていて込み合ってるし、蔓絡みがひどいので狙ったとおりに木が倒れることはほとんどない。
倒れないからといってどこに伐ってもいいわけではない。
集材のしやすさ。次ぎ伐る木の支障にならない方向。そして、木の重心方向などをいろいろ考えなければならない。

そんなところが自分はまだまだだと痛感する日々だ。

いままでいろいろな所でさまざまな人から伐倒の技術を学んできた。
受け口、追い口をつくるだけならそれなりにできるようにはなっている。
でも、そんなことができても仕事にはならないのだ。

1本1本から学ばせてもらっている。


<枝払い>

チェンソーの扱い方はだいぶ慣れてきた。これは体ができてきたと言うことが大きいと思う。今年1年でひとまわり体が大きくなったように思う。
とはいえ、雪のなかで枝を払うのは非常にむずかしいし、危険だ。
安全第一はもちろんだが、丁寧な作業を!と思う一方でどうしても節が高く残ってしまう。それは技術不足でもあり、精神的な雑さの現われなんだと思う。

猛烈な寒さのなかでの作業。ひとつひとつの動作が雑になってしまいがち。
そうした精神的な弱さがもろにでるのがこの枝払いなのかもしれない。


<ワイヤー掛け>

腰まで雪にうもりながらめちゃくちゃ重いワイヤーをもって走り回る。ワイヤーをかけるのには指の力が必要でどうもうまくできない。
-20度を下まわる極寒のなかでも大汗かいてしまうほどだ。
だけどこの仕事も体力だけじゃない。
どの方向から木を引くか?
伐根やこすり木を避けるためのワイヤー掛けのテクニック。
次の次の次まで考えながら頭と体をフルに使う仕事がこのワイヤー掛け。
タフな仕事だ。


<採材、玉切り>

注文材があったり、一般材、パルプ材など採材の寸法は複数ある。
トドマツには“濡れ”と呼ばれる独特な腐れがあり、それがどこまで入っているかを見極めながら採材していく。
ベテランについてるのだけどこのへんはやはり長年の勘がものをいう。
自分はそれが身につくのを待っているほどの時間はない。
せめてそのコスト計算がパッとできればいいのだけど、材の売値も正確な情報は教えられていないし、暗算が苦手な自分には厳しい所だ。

玉切りは太くなればなるほど難しい。頭でわかっていても、体が動かない。
傾斜があればまだわかりやすいけど、土場は平たんだから以外にわかりにくい。

そして、目立て。角刃の目立てが何度見ても教えてもらっても習得できない。
ベテランとの仕事の差は大きい。
「俺はこれを40年やってんだ。お前にすぐできるものなら俺の40年はなんだったんだってことになるべさ」

そりゃ、そうなんだが目立てができなきゃ仕事にならん。


こんなかんじで1日1日、一つ一つ学んでいる。


0 コメント:

コメントを投稿