2012/12/31

WILTY (What I Learned This Year) 2012

2012年がおわる。

この1年に大きな変化はなかった。

昨年より山の仕事は技術的にも体力的にも成長できた。
それにより自分に足りたいものがより明確になって見えてきた。

そのためになにをすればいいのか?

それを考えては悩んだりもした。

焦ってはいけない。でも、このままではいけない。

やりたいことはたくさんある。でも、すべてはできない。


今年は新たなことを数多くチャレンジした。

MTB。釣り。テレマーク。

それによって山登りやクライミング、雪山歩きなどの機会が減ったのは事実だ。

何かを追い求めれば何かを失うもの。。


いや、違う。

追い求めているものはひとつだけ。

その手段を捜し求めてるだけなんだ。

何かが中途半端になってしまうのだとすればそれは必要なかったということだと信じたい。

追い求めているものは1年や2年で手に入るものではない。

そう、いっこづつ。

WILTY

新たな環境を求めることも大切だけど、いまの自分を見つめ続けることも大切だ。

少しずつだけど成長している自分を信じよう。

フォールラインに逆らわないと覚悟を決めて北海道に来たことをもう一度思い出そう。

不安定で先の見えない瞬間瞬間を楽しみ続けられたこの1年も良い年だった。

ありがとう2012年。

よろしくね2013年。





Looking back the year 2012

気がつけば今年も今日でおわり。

きちんと自分の足あとをふり返ることはとても重要なこと。

ということで今年なにがあったのかをふり返ってみる。


2012/12/28

Clear the 1st stage

平日はさすがにほとんど滑れない。

そのぶん日曜日は!と意気込んでワックスをかける。

北海道に住んでから冬になると血圧が100を下まわるようになってしまい、朝がきつい。

結局、日曜日も二度寝してしまい、朝一のパウダーは食べられない。

正直に言うと「寒さが怖い」のだ。

ゲレンデで滑り始めてしまえば「うっひょー!」となるのだがそこまでが腰が重い。

テレマークも最初の壁にぶつかり「このへんで誰かに見てもらいたい」と思っている。

そんなぴっぷの帰り道に彼の元へ。

テレマーカーの彼は実は相当有名なクライマーでもあるらしくいろいろとアドバイスをもらった。

年内の仕事が昨日でおわり、今日はスキー三昧。

猛吹雪でゲレンデに人はほとんどおらずノートラックのパウダーで彼のアドバイスをひとつひとつ思い出しながら1本1本を味わって滑る。

壁、突破!


また1本ごとに新たな発見がある最高に楽しい状況に突入。

まだまだアルペンほどはうまく滑れないけどテレマークならバランスをとりやすいので深雪でもあるていど転ばずにいける。

そろそろ、山に行きたいね。

2012/12/21

ギリギリか?


12月というのに大寒波で-25℃超え。最高気温も-15℃。

「し・ば・れ・る~」


去年も寒かった。でも、山にいたのは1日せいぜい3時間ほど。毎日じゃなかったし、寒さの緩んだ時間しか山には入らなかった。

でも、今年は違う。
毎朝7時に現場入り。午後4時までびっちり外。(昼食は車の中だけどね)

放射冷却で冷え込む時、最低気温は日の出の直後に出る。だいたい7時ごろ。

1日で最も寒い時間に山に入り、日が沈むまで山にいる。月曜から土曜まで。

すべてが凍る。

正直言って昨年のように寒さとその風景を楽しむ余裕は無い。

しもやけがひどくて凍傷になりやしないかと真剣に悩み病院に行き血行をよくする薬を処方してもらった。

薬に頼る生き方は嫌だ。

シャワーだけではこの冬は乗り越えられないと銭湯に通う。

厳しいのは寒さだけではない。

仕事そのものがハードだ。

くったくたになって家に帰ってきて凍える体をストーブに身を寄せて体を温めながら「これからほんとに滑れるのか?」と自分に問う。

さすがにナイターは週に1回か2回ほどしか行けていない。

それ以上体を追い詰めたら怪我してしまう。。





2012/12/17

エレクション

衆議院選挙。

若者より老年者が多い日本。


バブル経済のときのようにはさすがに戻れないだろうけど、まだまだ日本経済は1流さ。借金したって返せるんだから、ここは勝負の時だ!
なんせ、経済が良くならなければ俺たちの年金や医療費が賄えないじゃないか。
いずれにしたって借金返すのは俺たちが死んだあとのこと。
子供や孫たちには申し訳ないけど、こんな豊かな日本をつくったのは俺たちなんだからそのくらいの権利はあるだろ。

原発?そりゃ、必要に決まってるだろ。電気なかったら生きていけないさ。安定した電気のない国で経済が成長できるわけないだろ。
自然エネルギー?そのうち、原発なみに安定した発電ができるような技術が開発されるだろうよ。そのときからでいいじゃないか。

TPP?日本の工業製品は世界ナンバー1だよ。関税なくしたら飛ぶように売れるさ。そしたら経済は良くなる。食料は海外から安く輸入すればいい。低所得者は喜ぶだろ。金持ってる人は国産の食料を買うようになる。そしたら農家だってそれほど苦しまないんじゃないの。
でも、医療や保険は断固保持だね。これから俺たちは世界最高の医療や社会保障を受けるべきなんだから。



こんな人たちばかりじゃないと少しは期待していた。

でも結果は自分の予想以上だった。

国民ひとりひとりが真剣に自分の将来、国の将来を考えて一票を投じたら結果は変わるのだろうか?

若者が100%投票したとしてもこの国では将来のための国づくりを本気で考える人は当選できないのではないだろうか。


この選挙が最後のチャンスだったのに。。。

と、近い将来に嘆いてみても未来は変わらない。

もう、この国に自分の未来は託せない。

自分の力で生きられるように力をつけていかないといけない。

そんなことを思ってしまった。

2012/12/12

木に学ぶ。人に学ぶ。



造材の仕事がつづく。

自分の役割は先山での伐倒、枝払い。気寄せ・集材のワイヤー掛け。そして、土場での採材、玉切り、検寸。
研修生ということもあってひと通りの仕事(重機のオペを除いて)をやらせてもらってる。


<伐倒>

山子は自分以外に2人いるし、ブル1台での集材なので伐倒が追われることはまずない。
なので、1本1本の木に時間をかけて丁寧に向き合うことができる。
しかし、少々間伐が遅れていて込み合ってるし、蔓絡みがひどいので狙ったとおりに木が倒れることはほとんどない。
倒れないからといってどこに伐ってもいいわけではない。
集材のしやすさ。次ぎ伐る木の支障にならない方向。そして、木の重心方向などをいろいろ考えなければならない。

そんなところが自分はまだまだだと痛感する日々だ。

いままでいろいろな所でさまざまな人から伐倒の技術を学んできた。
受け口、追い口をつくるだけならそれなりにできるようにはなっている。
でも、そんなことができても仕事にはならないのだ。

1本1本から学ばせてもらっている。


<枝払い>

チェンソーの扱い方はだいぶ慣れてきた。これは体ができてきたと言うことが大きいと思う。今年1年でひとまわり体が大きくなったように思う。
とはいえ、雪のなかで枝を払うのは非常にむずかしいし、危険だ。
安全第一はもちろんだが、丁寧な作業を!と思う一方でどうしても節が高く残ってしまう。それは技術不足でもあり、精神的な雑さの現われなんだと思う。

猛烈な寒さのなかでの作業。ひとつひとつの動作が雑になってしまいがち。
そうした精神的な弱さがもろにでるのがこの枝払いなのかもしれない。


<ワイヤー掛け>

腰まで雪にうもりながらめちゃくちゃ重いワイヤーをもって走り回る。ワイヤーをかけるのには指の力が必要でどうもうまくできない。
-20度を下まわる極寒のなかでも大汗かいてしまうほどだ。
だけどこの仕事も体力だけじゃない。
どの方向から木を引くか?
伐根やこすり木を避けるためのワイヤー掛けのテクニック。
次の次の次まで考えながら頭と体をフルに使う仕事がこのワイヤー掛け。
タフな仕事だ。


<採材、玉切り>

注文材があったり、一般材、パルプ材など採材の寸法は複数ある。
トドマツには“濡れ”と呼ばれる独特な腐れがあり、それがどこまで入っているかを見極めながら採材していく。
ベテランについてるのだけどこのへんはやはり長年の勘がものをいう。
自分はそれが身につくのを待っているほどの時間はない。
せめてそのコスト計算がパッとできればいいのだけど、材の売値も正確な情報は教えられていないし、暗算が苦手な自分には厳しい所だ。

玉切りは太くなればなるほど難しい。頭でわかっていても、体が動かない。
傾斜があればまだわかりやすいけど、土場は平たんだから以外にわかりにくい。

そして、目立て。角刃の目立てが何度見ても教えてもらっても習得できない。
ベテランとの仕事の差は大きい。
「俺はこれを40年やってんだ。お前にすぐできるものなら俺の40年はなんだったんだってことになるべさ」

そりゃ、そうなんだが目立てができなきゃ仕事にならん。


こんなかんじで1日1日、一つ一つ学んでいる。


てれてれ

きょうは山の神の日で仕事はお休みなのでスキー場へ。

サンタのシーズン券はナイターパスなので日中はどこへ行こうか悩める楽しみ。

まだまだ自由には滑れないのでここは勝手の知ったぴっぷへ。

さすが平日のぴっぷ。ほとんど貸し切り状態で思う存分練習ができた。

オムニーはサイドカーブがけっこうあるし、ケナイといえども革靴よりはかなりしっかりしてるから普通にカービングターンで滑れる。

これはこれで問題であってテレマークポジションをとらなくても滑れてしまうのだ。

だからタイミングがずれたり、脚力が足りなくなったときに無意識にカービングターンをしてしまうのだ。

細板&革靴で滑り込んだほうが上達は早いのかもしれない・・・


とはいえ、徐々にテレマークターンが体にしみ込んできてはいる。

調子に乗って非圧雪エリアに突入するとまったく滑れない。

あ~、やっぱり難しい。。

でも、難しいのは承知の上だ。滑って滑って滑りまくる。これしかない。

しかし、テレマークはやっぱり疲れるね。

仕事のあとのナイターでどこまで滑れるだろうか。




山の神


あす12月12日は山の神の日。

なので今日は神棚をつくって神さまを祀った。

この山の神。

地域的に違いはあるけど全国的に女性の神さま。
しかも醜くて嫉妬深いのだ。

だから山に女性が入ると自分より美しいことへの嫉妬で災いがおこるとされている。

北海道の山の神様はどうかとベテランに聞いてみると

「こっちも、そうだ。でも、おらは会ったことないから知らんけどな。」

「まぁ、いまは女性が山に入ったって怒らんべ。時代は変わったさ。」

とのこと。

神棚のつくりかたやお供えの仕方などはベテランもよくわからないと言う。

(今回のはホームセンターで買ってきたのでしめ縄にいたっては中国製だ)

時代が変われば神さまも変わる。だけど、語り継がれるべきことは変わらない。

途切れた伝統を復活させるのは非常に困難だ。

山の神さまが醜い女性の神であることも、12月12日が仕事をしないということも科学的な証拠があるはずで、それをうやむやにすることはきっと恐ろしいことなのだ。






2012/12/11

昔の話

あしたが仕事が休みということもあり、造林事業の切り上げの宴。

町の老舗の料亭で豪華な肴と酒を振舞っていただく。

こういうときに楽しみにしているのがベテランたちの昔の話だ。

ふだんあまり多くを語らないベテランだけど酒の席でちょこっと引き出しをつっつくと次から次へとでてくる昔の話。

昔の仕事の話。

山の人の豪快な話。

無残な事故の話。

技術的な話。


それを聞くのが好きということももちろんだけど、こうした話を自分の仕事の知恵につなげたいという思いも強い。

自分ひとりで考えて、自分ひとりで仕事をつくりあげるということも重要なことだけど、過去の財産を知らずにひとりでもがいていてもどうしようもない。

大切なものがそこにはある。

2012/12/09

デビュー


サンタのスキー場のオープンし日曜日でお休み。

しかも、かなり降った!

慣れない冬山造材でかなり疲れがたまっていて風邪ひきそうな気配もあったけど今日滑らずしていつ滑るのだ!

ということで初サンタ、初ベクター、初テレマーク。

行った時間も遅かったのでかなりゲレンデは荒らされてはいたけれどどんどん新しい雪が積もっていくので滑りには問題ない。

緩斜面を何度も何度も滑ってテレマークの動きに体を叩き込む。

「これでいいのかな?」、「こうかな?」、「いや、違う。こうだ!」

1本1本のすべりが新鮮でたまらなく楽しい。

細かいことはわからぬがテレマークターンもできた。

新しいことに挑戦するのはやはりおもしろい。

2012/12/05

追いヅル

林災防の指導員がきて伐倒技術の講習とリスクアセスメントを行った。
「追いヅル切り」と「1/4カット」(追い口を半分ずつ伐る)を習い、想定されるリスクを洗い出しそのリスクごとにレベル分けをして対応策を講じる。

彼がどこまで北欧スタイルの伐倒技術を知っているのか、やや疑問で教える側も教わる側もなんとなく???が残った。

リスクアセスメントでは彼はファシリテーターの役割を担ったのだが途中からすべてを仕切り、答えを自ら語りだした。

現場を定年で退職した木こりのおっさんができる仕事ではないのかもしれない。



だけど、彼が担っているミッションは重要である。


少なくとも今回のことで追いヅル式の伐倒が公認されたことになるので自分としては非常に仕事がしやすくなった。


2012/12/02

初すべり@ぴっぷ

今シーズンも開幕。

初すべりは慣れ親しんだぴっぷでアルペンを。

試しに塗ってみたホットワックスだったけど「ぜんぜん違う」。

最初の30分は感覚を取り戻せずにドタバタしたけれどそのあとは昨シーズンよりうまくなったんじゃないかと思うほど板が滑った。

でも、アルペンはしばらく封印だ。

そう、それはエサ釣りを封印したのと同じこと。

もっとおもしろいものを得るためには今のおもしろいものを我慢しなければならないことも必要だ。

ある程度滑れるようになったらアルペンとテレマークを上手に使い分けて雪と遊べばいい。

2012/12/01

この冬。



ことしは研修生ということで1月いっぱいまで雇われの身だ。

自分に決定的に足りないのは造材の技術と経験。

だけど機械で伐って出しての造材なら独り立ちしたときに役には立たないのではないか?

そうはいってもスキーだけしてても造材の技術は身につかない。

この冬をどう過ごすかをずっと考えていた。

この会社で造材をやらせてもらえないなら辞めて他に行こうと思っていた。

でも、12月から造材チームの一員にしてもらえた。

伐倒から集材、採材までひととおりやらせてもらえるし、基本的に尊敬するベテランについて仕事をするのでいろいろと学べる。

この会社の造材は「雇用を繋ぐ」ことを主目的としているし、メンバーもベテラン1名を除いて造材経験2年という未成熟なチーム。
重機も最低限のグラップルとブル1台ずつのみ。かなりボロいので生産性には限界がある。

もちろん仕事としてやるのだからのんびりというわけには行かないけれど丁寧な仕事ができる。

現場も10haの定性間伐と3haの帯状皆伐なので間伐から皆伐まで経験できる。

こりゃ、よかったわ。


しっかり学ばせてもらいます。