2011/06/27

ははんがハンノキ

本日は協同組合から1人ずつ召集して記念で植えたハンノキ林の下刈り。
わが社からは私が代表として選出された。
といっても他の会社もペーペーばかりなのだが。


記念樹でハンノキ??
なぜハンノキ?

やはり窒素固定を期待して荒地の土壌改良を狙ったのだろうか?
というほど荒地ではなかったしね。


想像するに広葉樹なら何でも良くてまとまった数の苗木が安く手に入り育ちの良い樹種だからだろうね。

まぁ、どこのミズナラかわからないようなドングリ撒いたり初期生長の悪い樹種でないのでその辺は正しい選択だったと思う。


WILT
広葉樹は葉っぱが草と似てるので下刈りが難しい。
実生であればどこにどれだけ生えているかもわからないので瞬間的に同定し刈るか刈らないかを判断しなければならず相当な熟練の技術が必要とされるだろう。

2011/06/25

White on Green

初夏は白い花が多いのですが北海道は特別多い気がする。

写真は撮れていないけれど山へ入ると白い花が目に付く。
樹にも、草にも。

どうして白いのかな~??

目立つ色はもっと他にありそうな気がするけれど鮮やかな新緑には白がよく似合う。


とりあえず目に付いたものを。

<樹>

アズキナシ。ナナカマド。ニセアカシア。マタタビ。ウワミズザクラ(シウリザクラ?)。

<草>

ニリンソウ。シロツメクサ。ウド。マイヅルソウ。カラマツソウ。ミズバショウ。ツバメオモト。スダヤクシュ。


やっぱ、写真撮って記録しないとダメだよな~。。

ツバメオモト

タケノコ

タラノメ、ウド、ワラビと山菜採り放題なわけだけど独り暮らしで天ぷらする気にはならない。
というか天ぷらで食べる山菜というのはどうも反則な気がするのだ。

天ぷらにすれば何だって食べれるべ!

だからタケノコは焼いても煮ても食べれるし素材そのものの味を楽しむことができるので楽しみにしていたのです。

ようやくシーズンがやってきました。




現場が早く終わったのでみんなでタケノコ採りに行く。

北海道のタケノコは本州のとは違ってチシマザサという大きなササのことを言う。通称根まがり竹。そういえば岐阜の方でも標高高い所には生えていたね。

とりあえず、茹でる。灰汁は少ないのでそのまま食べても十分うまい。

定番のタケノコご飯。

焼いてみた。


ネギ間ならぬタケノコ間。

皮着いたまま焼いたらいい感じに蒸しあがってマヨネーズと良く合う。

タケノコ汁はサバと合うらしいのでタケノコご飯とタケノコ汁(サバ入り)。うまい~。




これが一番のあたりだったかも。タケノコの香ばしさと焼き鳥(ハツ)のぷりぷり感が最高。ビールと合う。

2011/06/23

誇りをもって

下刈り。56林班(当麻)。雨。

ずぶぬれ。まさに濡れネズミ。
トラックの荷台に乗って雨に打たれて現場を回ってひたすらに草を刈る。

ちょっと見では最下級労働者だね。

でも「樹を植えて育てる」という仕事に誇りを持っている。

何と言っても仕事が楽しいしね。

雨の山もまた美しいものです。


WILT
誇りを持って仕事をすることが人を強く美しくする。

2011/06/22

夏至に思う

毎日草を刈りながら思う。

でかい。。

1m四方はあるようなフキ。
3mを越えるイタドリ。

フキの茎の切断面はチクワブのようだ。
イタドリは立っていること自体が不思議だ。

これだけ涼しいのに。2ヶ月前にはまだ雪の中だったのに。


今日は夏至だ。
朝4時前には既に明るく夜は8時ごろまで明るい。

そう。北国の夏の日中は長い。
太陽のエネルギーを長い時間得ることができるから草はぐんぐんと伸びる。

ただ日が長いだけではない。
受光角度が低い。
要するに横から日を浴びる。

北海道は夕方が長い。

「早く家に帰らなきゃ」という夕方の焦りのような感情を長い間植えつけられてきた自分にとって
この感覚は不思議なものだ。

そして植物もそれにあわせて生活しているようだ。

葉っぱの大きさも。樹の樹形も。

トドマツはオオイタドリを内地に持っていたらどんな風に育つのだろうか。


WILT
北国の夏は短くて長い。

2011/06/20

トドはモミ。エゾはトウヒ。

ずっと気になっていたことがある。

つい1ヶ月前まで雪が積もっていた現場。冬には5m~10mもの積雪があるという。
しかし、雪で根曲がりした樹がほとんど見られないということ。
雪起こしもしない。

岐阜や北陸のスギの見事なS字を見てきた自分には???がたくさんあった。


傾斜が緩いから??

確かに北海道の地形は総じて緩やか。でも、局所的には急な所ももちろんある。
そうしたところでも根曲がりは見られない。


雪質が違うから??

北海道の雪(特にここ旭川周辺)はパウダーで軽い。北陸の重い雪とは違うから曲がらないの?
いやいや新雪こそ軽いけど地表近くの雪は内陸も海沿いも大差はないだろう。


樹種が違うから??

北海道にはスギではなくトドマツ、エゾマツ、カラマツが植えられる。だからかな?
でも、カラマツは雪で倒れてた。だけど成木したカラマツに根曲がり跡を見たことがない。


う~ん。と悩んでいたところ『造林学』という古い本に目を通していたら

「モミ属、トウヒ属の林木は屈地性が強く、真直ぐな樹幹をもつ」とあった。

なるほど!トドマツはモミ属でエゾマツはトウヒ属だもんね。
雪で曲がっても重力に反する力が強いから真直ぐになるのだな。

「カラマツはというとモミ属、トウヒ属のそれより弱い」とあるのも納得。

1981年初版の古い本ではあるが大事なことはきちんとまとまっていてとても良い本だ。

下刈りで思う

109林班下刈り。

午後に入った現場は広葉樹が多く残っておりイタヤ、ホウノキ、オヒョウ、シラカバ、ミズナラなどなどびっしりと広葉樹の実生が広がっていた。

われわれの仕事は植栽したエゾマツを育てることだからエゾマツ以外は刈り取るべきだ。

でも、現場にはこの森をどうしていくのかまではきちんと伝わっていない。
おそらく道職員の人しか知らない。

でも道職員は現場を知らない。

森づくりの難しさを感じるのだが今ここで俺が森づくりについて道職員と話し合うべきか?


ひとつの答えを出した。

「植栽木以外の草は刈る」

理由その1。
何もわからない自分がむやみに動くのはよくない。

理由その2。
広葉樹は頭を刈られても死なない。(このあたりは Die back についてもう少し学ぶ必要がある)

理由その3。
草。特にササなどを数年間刈り続けることで実生はより増えると考えられる。

理由その4。
広葉樹の実生を残しておいても成木する可能性は低いので植栽木で確実に成林させることのほうが森林の機能は高まると考えられる。

理由その5。
自分ひとりが広葉樹の実生を残しても来年誰かに刈られてしまうかもしれない。それ以降も徐間伐や主伐時に広葉樹が伐られる可能性が高い。

理由その6。
植栽後10年以降は下刈りを行わないのでそれ以降にササに勝った広葉樹と植栽木の自然競争する方が強い森になると考えられる。

理由その7。
森林がどうなっていくかを学ぶために自分は造林の会社に就職しているのだから、こうして仮説を立てながら日々検証していくことが重要だから。



WILT
下刈りは予想以上に学ぶことが多い。科学的な記録を残す必要がある。