仕事帰りにKさんのところに遊びに行くと 「いや~クマがでて大変なんさ。わな仕掛けたから明日あたりかかると思うよ」 とのこと。
その晩は例のごとくしこたま飲んで激しい二日酔いのなか翌早朝にわなを見に行く。
このクマはそのまま殺処分された。
このクマはハチミツがどうしても食べたかった。
Kさんは森からハチミツをいただきながら暮らしてる。
クマもKさんも悪くはない。
お互い必死に生きているだけだ。
死がフェアな結果だとは俺も思わないけれどそれ以外にどうすればいいのかわからない。
こうならないような対応はKさんも精一杯してきての結果に部外者の俺は口を出すことはできない。
初めて見た野生のクマがオリのなかだったというのは残念でならない。
自分の住む集落の山。仕事をする山に確実にクマはいるのだ。
そして確実にそのうちの1頭が今日いなくなったのだ。
Kさんは言う。
「君はクマを見てないけどクマは君を見ているよ」
クマを守るとか口が裂けても言わない。
ただあの美しい生き物が美しく生きられるような世界を望むのだ。
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