2012/05/23

鍬一本あればいい




愛別で植栽。

2haの小規模皆伐跡地へのトドマツ植え付け。本数にして8100本。

たいした量ではないけれどこの時期は農家組が田植えで仕事を休んでいるので3人体制だ。

現場は伐採してからしばらく時間が経っているようでササや潅木の根がびっちりと広がっている。
石もかなり多く根と石がからみついていて鍬を受け付けない。

人数も少ないのでおのずとひとり当たりのノルマの数字が意識されるが鍬はいっこうに入っていかない。

こんなところじゃ他のみんなもたいして植えられないはずだ・・・なんて横を見ると鍬はずっぽりと入っている。

それでも歯を食いしばりながらひたすら鍬を振り下ろし続けるのだが、どれだけがんばっても先輩たちとの差は広がるばかり。

これだけ圧倒的な差を見せつけられると悔しいというより自分にがっかりするだけだ。

流れ落ちる大量の汗。不愉快な虫。午前中の時点で握力もなくなり意識ももうろう。。

お昼休み、弁当を持つ力すらなくおかずを落っことしてしまった。


情けなくって涙がこぼれそうになった。



「おまえ、今日えらい頑張ってくれてるから・・・」って大ベテランがおかずをわけてくれた。

アイヌネギの酢味噌和えがとんでもなくうまかった。

それからもひたすらに鍬を振り下ろす。

こんなに大変な仕事なのにやっぱり嫌いじゃない。

植え付けはもうしばらく続く。

少しでも先輩たちに近づきたい。



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