伐倒のさいの受け口のつくりかた。
ふつうは横を切って斜めを入れる。
北欧式は斜めが先で横があと。
北欧式を試してみてからはずっとこっち。
理由は「こっちのほうが簡単だから」
考えてみれば理屈もあう。やってみれば誰もが納得。
で、疑問。
「なぜ日本では横が先なのか?」
あれこれと考えていたけれどいまいちそれっぽい答えが見つからずにいた。
昔だれかが言っていた。
「日本の林業の技術のほとんどに科学的根拠はない」
そんなものだろうか?
現代の森林技術者のうちその根拠を理解しているかどうかは別として引き継がれてきた技術にはなんらかの科学的根拠があると信じたい。
今日の現場でベテランさんと昔の伐倒や伐出の話をいろいろ聞いていた。
そしてこの疑問の答え(?)がわかった。
受け口の横はノコギリで、斜めはオノでつくっていた!
ノコギリでバッチリ受け口の方向を決めてしまい、オノで受け口を完成させていた流れを引きずったということだろう。
確固たる技術さえあれば受け口をどっちからつくろうと差はない。
昔の人は薪割ったりでノコギリもオノもふつうに使えたはずだ。
チェーンソーが登場しても水平とか斜めとかの感覚はきちんとあった。
だから横が先で斜めが後でよかったんだ。
でも、ノコギリもオノもまともに扱えない人間がいきなりチェーンソーで受け口を作るというのなら斜めが先のほうがいい。
そこできっちりと水平の感覚を身につけたらどうやったっていいけど、あえてそれを変える必要もないだろう。

0 コメント:
コメントを投稿