2011/07/30

ハチその後

ハチに刺されてパンパカパン。

腫れた腫れた。

感覚もなくなり、手袋も脱げなくなるほど。


仕事しながら「ホントにもうこの仕事できないかも」って考えたら泣けてきた。

涙と汗がしょっぱくてなおさら泣けた。


完全にドラえもんです。ちなみに背景のパンツは底なし沼にはまって乾かしている図。山はエンターテイメントに満ち溢れていている。

写真ではわかりにくいが2倍以上に腫れている。

とりあえず仕事を終えて病院行って点滴うって薬飲んで腫れは徐々に減ってきた。
本当に怖いのは次刺されたときだ。

抗体検査の値が3を超えたらその時に考えよう。
それまではやっぱりこの仕事を楽しみたい。

そしてできることならずっとこの仕事を続けたい。

WILT
ハチも俺も精一杯生きているだけだ。


2011/07/28

泣きっ面に。。

今日は31度越えで今季最高。

湿度も高く朝から汗だくでなんとなく岐阜や埼玉の夏を思い出した。

「今日はマジでやばいかも」 と2リットルの水に不安を感じる。

岐阜では3リットルは基本だったから。


案の定、昼前には半分以上飲んでしまう。飲まなきゃやばい。

そして昼前の最後の現場から戻ると水筒を落としたことに気づく。

探したけれど見つからず、結局先輩に分けてもらう。


「これがソロだったら俺は死んでるな」と反省し凹む。

午後から気温はさらに上がる。フラフラだ。

一歩一歩力を振り絞って刈っていると左手に電気が走る。

「バチ~ン!」


ついにこの日がやってきた。

スズメバチデビュー。


心臓バクバクなのは暑さのせいか、蜂に刺されて驚いてるせいなのか、蜂の毒なのかわからなくなって若干パニック。

とにかく落ち着いて刺された所を水で洗う。(残りわずかの水で!)

服を脱ぎ木陰に入り、体温を下げ、心を落ち着かせ、脈を診る。

アナフィラキシーの症状は無いようだ。

ホッとしながらも次刺された時にアナフィラったら俺の山人生は終わりだなと思うと不安になった。


どうなるかはわからない。

現場に入れない体になったとしても山と共に生きていきたいと思いつつ山を下りた。



WILT
ハチから逃げる術はない。
巣を突っついたわけでもないのに~。怖いっす。




2011/07/27

Feel hot, so what?

あぢ~。

ここ数日30度近く。
内地と比べればそりゃ涼しいのかもしれないけど、長袖長ズボンに加えて長靴にヘルメット、防護脚絆に防振手袋。
そして一日中重い刈払い機を振り回しながら薮の中を突っ込んでいくのだからそりゃ暑い。

熱中症には本当に気を遣って入るけどやはりフラフラになる。

そんな時、自分は何を思うか。。。


「何も思わない」

感じたことをあるがままに受け入れるだけ。

暑いけど苦しいわけじゃない。

川に飛び込みたい。アイス食べたい。ビール飲みたい。早く仕事おわんねーかな~。

などとは考えない。


暑い。ただそれだけ。

きっと植物も動物もそんな感じだろうと思う。


メディテーションのトレーニングがこんな所で役に立っている。


WILT
暑ければ汗をかく。腹が減れば動けない。水が無ければ生きれない。

2011/07/25

虫の知らせ

なんとなく体が重い。

「月曜日だからな~」

と思っていたけれどなんだかおかしい。


森が騒がしいのだ。


異常発生してる巨大毛虫がカバノキから大量に落ちてきて林道は毛虫だらけだったり、

アブの数はいつもと同じだけど飛び方がいつもよりも落ち着きが無かったり、

タヌキが2匹ケンカしながら刈払い機を持った俺のほうへ走ってきたり、

アリが巣の引越してたり、

クマの通り道があっちいったりこっちいったりしていたり。。



”なんかおかしいね、今日は”


みんなそう言っていた。

早めに現場を切り上げて撤収した。


帰り道も主任の差し歯が取れたり、普段車どおりの無い林道に大型トラックが猛スピードで走ってきて衝突しそうになったり。。。


こういうことってホントにあるんだね。

1年目の自分ですら明らかに今日の森はいつもと違ったもん。

何かがおきていたんだろうね。科学的に証明できるなにかが。。



WILT
虫の知らせは信じる。


追記
毛虫はクスサンという大型の蛾の幼虫らしい。
クスノキの葉を食べるらしいが北海道にクスノキは無いのでシラカバやダケカバの葉を食べている。
シラカバの樹の葉っぱがほとんどなくなって今さら新芽を吹いているのはこいつの影響なのかもしれない。

2011/07/23

ぐいぐいグイマツ

グイマツの2回刈り2回目。

ここは前回みんなに置いてけぼりになった屈辱の場所。

今回は自分がどれだけ仕事ができるようになったか確認しようと気合が入る。

「あの時の俺とは違うのだよ!」


現場へ入るとびっくり!

前回は雪の重みで倒れていたグイマツ。それで非常に刈りにくかったわけだけどあれから1ヵ月半。
グイマツは見事に立ち上がりしっかりと生長していた。


こりゃイケル。。

と思ったけれど草がひどい。
それも前回刈った時とはまた違う草なのだ。


アマチャヅルという蔓系の草はマツや他の大型草にからみつき草刈りが非常に大変になる。

このアマチャヅルといいクズなど草本蔓は夏の後半から出てくるんだな~。
巻き付く草が大きくなった頃に。。

季節は巡っています。


WILT
ひとつとして同じものはない。

黄、黒、姫、大

ハチが危険な季節。

本日作業員2名が刺されたよ。

こわいね~。

刺されること自体も怖いけど俺の場合はアナフィラキシーのほうが怖い。


WILT
クマは同じ場所でう●こする。
この時期は食べ物が少ないのでフキなんかを食べてるのかな。林道でう●こをよく見る。今日は同じ場所に「カラカラ」、「しっとり」、「ほやほや」の3つがあった。

訂正0819
同じ場所でう●こするのはクマではなくタヌキらしい。
「タヌキのため糞」という言葉があるそうだ。
にしても、タヌキはその体に比して相当でかい糞をするのだね。

2011/07/18

ちょっと姿見まで

海の日。世間は3連休。

私の会社は冬が5ヶ月連休なんで夏の間は土曜も出勤で、基本的に祝日も出勤。
盆と地元のお祭りと勤労感謝の日くらいが休み。
それ以外の祝日は仕事の進捗次第では休みになることもある。

(とはいいつつも有給休暇はとりやすいので不満はない)

で、海の日。
どういうわけか休みになった!

しかし雨。雨。雨。


ホントはちょっと遠出して山に登る予定だった(東大雪あたり)けど雨だし北海道の山はまだ慣れていないし諦めて旭岳へ。
ロープウェイは使わずに姿見まで登ってお花をみて帰ってきた。

姿見は人だらけ。花だらけ。ガスだらけ。

あのお花畑を晴れた日に独り占めできたらきっとそこはパラダイス。

やはり大雪の魅力は縦走路にあるのだろう。



WILT
毎日重い装備であれだけ動き回っている割には疲れた。登山の体力とはまた違うのだ。


Paris, Texas

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Ry Cooder のサントラを聴いてぜひ観たいと思っていた映画。

音楽も最高だけど映像も最高だった。演出がかっこいい。
ストーリーもメチャクチャなんだけどステキだった。

結局誰が幸せになったのか?

トラヴィスの不器用な生き方に美しさを感じた。


I am afraid of walking away again.

I am afraid of what I might find..but even more afraid of not facing this fear.


不器用でいいじゃないか。
トラヴィスの気持ちがわかるような気がして痛いような感じ。




2011/07/12

桑の実とマダニ

今日はとても蒸し暑くて標高の低い当麻の林道刈りはけっこうきつかった。
今まで一番汗をかいたように思う。

林道刈りは下刈りと違って植栽木を避ける必要はない。
畝があるわけでもない。

刈るリズムというかテンポというのが一定で体力勝負になる。


ふと見上げると桑の実が熟れ始めていた。

よくよくみると桑の木はあちこちにあって汗をぬぐってはパクリ。パクリ。

渇いたのどに心地よい酸味と甘味を与えてくれた。



ふと目を下にやるとマダニがガップリ食い込んでいた。

病院へ。。。



WILT

山はいろいろなものを与えてくれる。


2011/07/11

安全のために

今日は午後から安全大会。
安全はもちろん最重要項目。
でも形式だけの催しならノーサンクス。
これが毎月行われるなんてね。。

なんだかな。。

WILT
じゃぁ、どうしたらいいの?の答えを持たないのならただの不満。

2011/07/10

ハニー

やまもり祭りで知り合った養蜂家のKさんに蜂蜜をもらった。

蜂箱から取り出したフレッシュな蜂蜜。



蜂の巣がそのまま。















Kさんは元動物園の飼育員。
その後に思うところあって養蜂家の元に駆け込んで修行を積む。
家族とともに冬は鹿児島。夏はペーパンでミツバチを飼いその時々の花の蜜を集める。

あ~まさに森の恵。

蜂と蜂蜜に興味津々になった自分はKさんに質問攻め。
そして蜂蜜をくれた。

あ~森はこんなにも豊かなのか。
あ~こんなにも森と暮らす生き方があったのか。

家に帰り蜂蜜を絞る。

あまった搾りかすで蜜蝋をつくる。

採れた蜂蜜(右)と蜜蝋(左)













この蜂蜜を焼いたパンに塗り、蜜蝋でつくったキャンドルの灯りとともに森の中でティータイム。

あ~素晴らしいじゃないか。

蜂を飼うことは簡単なことではないけど森に住むなら挑戦したい。


WILT
蜂を通して森を見たらきっといろいろなことが見えてくる。


2011/07/07

暑いのか。知恵がないのか。

本日の東川の最高気温は31度。
今年度最高。

今日の現場は標高700mくらいなので単純計算で26度くらいか。


自分が唯一みなよりも勝っていること。

暑さに強い。


みんなホントにバテてた。
内地じゃ26度なんて涼しい方なんだけどね。

もっと水飲まなきゃ~。
塩分取らなきゃ~。
「暑い、暑い」言いすぎでしょ~。

本気で休みにするかと議論していた。
造林会社が下刈りで暑いから休みなんて・・・。


しかし。

やはり暑いものは暑い。

東京の冬が旭川のそれと比べて温かいとはいえ寒いものは寒いのと同じようにこちらの暑さも暑いのだ。

暑さ対策が十分でないぶんより厳しいのかもしれない。

長靴履いて、分厚い防護脚絆つけて、前掛けつけて、日中も同じように作業する。

内地じゃありえない話だ。

刃物に対する安全対策よりも熱中症の安全対策を優先せざるをえないのが内地の実情でありそれはそれで正しい選択かもしれない。

そして本当の安全を考えた場合に下刈りそのものをなくそうという技術改革が真剣に検討されている。


今日、とても残念だったのはこれだけ暑い中下刈りしていてもその現場の苗木がほとんど枯れていたこと。
そして草もほとんど生えていなかったこと。

適地適木。
森林計画。
造林技術。

考えなければならないことはたくさんあるが暑すぎる・・・。

なんてね。

やっぱり涼しいよ。

2011/07/05

怪我の功名

やはり腰が痛く先週はかなりきつかった。
日に日に痛みは大きくなり土曜の午後はほとんど限界だった。

今の仕事はもちろん俺の今後の人生はすべて健康な体があって成り立つ。
いろいろと嫌なことを考えてしまった。

とりあえず朝晩のストレッチをみっちりと。
そして今週からサポーターを使用してみた。

効果絶大。

痛みが緩和されるだけでなくどのような動きが腰に負担がかかるのかがサポーターのおかげで感じ取れる。

ということで下刈りのフォームをいろいろと試行錯誤してみた。

内田健一の著書によると「刈払い機こそナンバ」とある。

ナンバを意識して体を動かすのだが刈り刃をコントロールできない。
技術をあげるしかないのかな??

しかし両手をハンドルで握っている状態におけるナンバ歩きとはどういう動きなのか?
いろいろと試しているうちに刈り刃のコントロールも刈るスピードも刈り幅も格段に向上するフォームを発見した。

しかも腰への負担は少ない。

よくよく見てみると諸先輩がたのフォームだった。


おー!

あれだけ盗もうと穴が空くほど見てきたフォームを今手に入れた!

ただ、下半身への負担が半端ない。
これも鍛錬か?

あとは精度向上と安定性向上。

そして振動対策。

いずれにしても目立てと石を避ける技術だ。


WILT
見るだけでは盗めない。人生をかけて試行錯誤するくらいの覚悟があればたいていの技術は盗める。

2011/07/04

良い顔してますか?

仕事を終えて事務所で目立てをしていたら同組合の別の会社の人がやってきた。

「目立て教えてください!」


北海道ではまだまだナタ刃が現役だ。

でも今年からうちの組合ではナタ刃を禁止した。
ベテランの人はよく口にする「ナタ刃だったら・・・」

それでもうちの会社は全員ノコ刃を使用している。
その会社の人は新人だけノコ刃を使用していてベテランは相変わらずナタ刃を使用しているようだ。

そしてその新人君は誰にもノコ刃の目立ての仕方を教われず独学でやってきたとのこと。
彼のノコを見ると確かにひどい。

明日の段取りに忙しいうちの主任は嫌な顔ひとつせずに丁寧に教えていた。
俺も復習。

目立てに正解もゴールも無い。
人それぞれの個性があるから。
でも、それは基本があってのこと。
教える方も教わる方も手探りのなかで基本を授受していく。



それにしても林業に携わる人はどうしてこうも気持ちのいい人が多いのだろう。

みんな良い顔してる。


自然相手の仕事だから?

それだけじゃないだろう。

危険で低賃金で重労働。良い人じゃないと続けられないから?

それだけじゃないだろう。


とにかくこうした人と出会うだけでうれしくなる。


WILT
生き様は顔に出る。