2012/08/11
効率と危険
3ヶ月にわたる下刈りが終了した。
(実際はまだ少し残っているけど自分は次の地拵えの段取りにうつる)
総面積およそ450ヘクタール。
2年目の自分としては少しは巧くなるだろうと期待しつつも「基本を大切に」と肝に銘じて無事故で焦らずやろうと意識していた。
実際のところはやはり去年よりは上達したとはいえ先輩たちには遠く及ばない。
ベテランや中堅にかなわないのは仕方ないとして、数年しか変わらない先輩はというと彼らも去年より上達しているのでその差はまったく埋まらない。
「これだけ精一杯やってるのにどうして・・・」
と悩むこともあった。
暑さやハチにやられてどうしようもなく惨めな気持ちになったこともあった。
そんな下刈りも終わりを迎えつつあるときにひとつ試してみたことがある。
それは「ショルダーハーネスのパッドの部分をヒップベルトの外に出す」ということ。
ハーネスの仕様上ではベルトの中にいれることになっているのだがほとんどの人が外に出している。
俺はというと「安全一番」とずっと中に入れていた。
だけど、どうしても刈り幅が皆より出ないのでその分遅れてしまっているような気がして試してみたのだ。
そして、それがどれほど危険なのかも知りたかったのだ。
結果としてはかなりのスピードアップが実現した。無駄な足の動きがないので刈り跡もきれいだ。
(かぶりを落とす部分についてはまだリズムがとれないのでスピードアップはできない)
実際に先輩に「お前ちゃんと刈ってるんか?」と聞かれたくらい。
リスクについては正直やはりある。
キックバックのときにいつも以上に持って行かれる。だけど、それが自分の体に当たるということはまずないと思う。(自分の身長の場合はだが・・・)
転倒しても刈り刃が自分の体に当たることはないだろう。
「な~んだそんなことだったのか」
と少し自信をつけたのもつかの間。大ベテランと若手のホープはきちんとベルトの中に入れていた。
だけど彼らはみなより早い。
リスクについて考え直した。
それをしなければ早く刈ることができないのであればリスクを冒す必要は時としてある。
だけど、それをしなくても早く刈ることができるのであればリスクを冒す必要はない。
来年からまたがんばろう。
とにかく明日からお盆休みで5連休。無事故で終えられたことを素直に喜ぼう。
写真は樹齢1200年のオンコ(イチイ)の樹。
成長の遅いオンコでもこれほどの大木になるんだ。
焦らずに、いっこずつ。。
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