2011/08/30

やめられないとまらない

今日は愛山渓温泉近くの林道の草刈り。
途中でキツネが道路に数匹たむろっていた。

珍しいことではないけど全く逃げようとしない。

それどころか車の方に寄ってくる。

よく見ると道路にカッパえびせんがばら撒かれていた。

温泉に向かう観光客がキツネに餌付けしたのだろう。

キツネは見たところまだ若い。

彼らは今後自らの力で餌を捕ることができるのだろうか?

この冬を乗り越えられるのだろうか?


餌付けは良くない。

そりゃそう。

でも目の前でかわいらしいキツネが空腹で死にそうだったら餌を与えてしまう人は少なくないだろう。

それがクマだったらそのクマは射殺される運命だ。


WILT
誰かを助けるのならその責任を負う覚悟を決めるべし

2011/08/29

ピウケナイ山からの大雪

先週から上川町の33林班の現場に入っている。
ピウケナイ展望台付近で大雪の山がよく見える。


この仕事をしているといろいろな角度から大雪の山が見れるのがうれしい。
ここから見る大雪もまたいい。

間近に見える大雪北西部の山はなんだかどこかの惑星のようで
自分が地球ではないどこかにいるような感覚になってくる。


ところで昨年の夏に見た幻の滝は今は見えない。
大雨の時にしか見えないのだろうか?

注)実際には幻とは思えないほどの大きな瀑布だったのだが案内してくれた地元の人(今の会社の専務)は『幻の滝』と教えてくれた。
 
愛別岳、永山岳、安足間岳が間近に見える。旭岳とはまた違う山並みで迫力がある。

2011/08/28

Ezo Cup 2011 in 下川

日本国内の トップカーバー10名が森林の町下川町に集結して開催された
チェーンソーアートの競技会。

Ezo cup 2011

主催したのは昨年お世話になった下川町森林組合の木霊さん。
実行委員にも知った顔が。

岐阜時代の知り合いも今年から下川勤務だったり。やっぱりおもしろい町です。下川。

旭川から車で2時間弱。

これからもちょこちょこ顔を出したい場所です。





こんな作品は自分にはとうてい無理だけど小物や家具など自分だけのカービングに挑戦したいと思いました。

それにしても末口直径70cmの天然トドマツは本当に美しいね。
いろいろな意味で贅沢な大会です。


2011/08/26

高山植物とササ その2

少しネットで調べてみた。

ササが増えていることは事実らしい。
白山の事例

でも、どれくらい増えているか?なぜ増えているかはまだ調査も研究もされていない。

酪農大学がリモートセンシングでササの分布を調査しているようだがまだまだこれからと言った所。

山岳生態系における植生変動の定量化に関する研究 ―北海道大雪山系五色ヶ原を例として

リモセンもとても大事だけど毎日毎年山を見ている地元の人ならもっと知っているはず。

見て見ぬ振りしているのか?

いや、たぶん 「解決策がない」 から何も言えないのではないか?

ササを取り除き高山植物を残す方法は無い。
解決策が無い状況で問題を指摘しても事態は良くならないどころか不安を煽るだけ。

でも事実は事実なら知っておくべきだと思う。

ひとまず自分は森の中のササの役割を追求していこうと思う。
(ずーっと考えていることなのでそのうちまとめてみたい)


2011/08/25

高山植物とササ

花の見ごろは過ぎたけどやっぱり大雪山の高山植物は素晴らしい。

だけど、気になることがある。

ササ。

ずっと昔からササと高山植物が今のようなかたちで共存しているのなら問題ないけど、どうなんだろ?

あっという間に高山植物はササに覆われてしまうのではないだろうか。

そう思ってしまうほどにササの進入が進んでいる気がする。

雪の量や雪解けの時期が関わっているのかな?

このあたりの研究と対策は進んでいるのだろうか??

タカネトウウチソウ?下半分がピンクで上半分が白い。ニョロニョロ系の花は荒地によく似合う。
チシマクモマグサ?花びらがまん丸でかわいらしい。

今にもササに覆われそう。ササに勝る植物はないね。。

ササが繁茂している場所とそうじゃない場所の違いをいろいろと考えたけど答えは出なかった。一面ササだらけになったら山歩きも淋しくなる。ササが悪いわけではないのだが。。

旭岳-白雲岳-中岳・裾合平

今日は東川神社祭なので仕事は休み。
天気はぐずつくとのことだけど久しぶりに大雪山に行ってきた。



ルートはこんな感じ。

距離は23km。だいたいハーフマラソンね。














高根ヶ原から高原沼を見下ろしてクマを観察できたらな~と思って計画したんだけど
白雲岳避難小屋あたりから雨が降り出したし、なんだかそのまま行ける所まで行ってしまいそうだったので避難小屋で帰路へ。

雨は降っていたけど視界は意外にも悪くはなく大雪山の醍醐味である大きな稜線を気持ちよく歩くことができた。

だいたい所要時間も予定通りだったし、荷物が軽ければこれくらいの距離は問題ないということもわかった。

裾合平から姿見の間でクマのう●こも3つも見れたし大満足だ。


ロープウェイを使えば北海道最高峰も1時間もかからずに登れてしまう。

ナナカマドの実も色づき始める。携帯のカメラじゃね~。デジカメ修理出さないと。。

フレッシュなう●こ。かなりでかい。夏の今時期は食べるものが少ないんだね。草ばっかりだった。牛のう●こかと思った。

今の合羽は3時間が限度。
レインスパッツがないとゴアの靴でもやっぱり濡れる。
縦走するなら濡れ対策と重装備での歩行時間を知っておかないとね。

WILT
「縦走する装備も時間もない」けどできることはある。全ての道も一歩から。


追記
山でSilvaのコンパスを落とした。
お気に入りのコンパスだったこともショックだけど命に関わる装備を山で落としたということがショック。


2011/08/19

山の仕事が好きだから

少し悩んでいたというか、凹んでいたというか。。

「焦ってはいけない」

それは重々わかっているつもりだけどやっぱり悩んだり不安になったりもする。

他のことに目が行ったり、他の人のことが気になったり。


そんなとき同僚のFさんが美瑛の祭りに出店するということで手伝いに行ってきた。

次々に売れていく彼のタコス。

ひとつ頂いたけどお世辞抜きにうまいと思った。

仕事を休まずに夜から店を手伝うFさんに俺はたずねた。

「こういう日なら山の仕事より儲かるっしょ?1日くらい仕事休めばいいのに。」

「まぁね。でも、俺。山の仕事が好きだからさ。」


悩み解決。

ありがとう。Fさん。

俺も山の仕事が好きです。

それでいい。それがいい。


WILT
好きなことをしよう。

2011/08/16

お盆は故郷へ 利尻その3

完全に二日酔いだけどテントから外を覗くと利尻山が初めて見えた。

ホントにかっちょいい山だ。


Dahonは海岸線を走り、一路センポーシへ。

1時間ほどで到着。

人もちらほらいたけれど何となくばあちゃんのことを口にしたくないような気分になったので静かに散歩して集落を後にした。

センポーシにあった利尻町の博物館に行って利尻の歴史を調べた。

ニシンで賑わった利尻に商売しにやってきたばあちゃんが繊維問屋のじいちゃんと出会って親父を産んだということだろう。

ふるさとを去り、ニシンを頼りに北に来て、ニシンが去ると、利尻を去り、北海道を去り、 、、


自分は流浪の血が流れているのだな。


それでもばあちゃんが死ぬ間際に俺に利尻のことを話してくれたっけ。


ばあちゃんの最後の一言が鮮明に焼きついている。


「コージ。ニシンが来たよ。。。」



最後にまた雨に打たれ、大枚はたいてうに丼食べて、山で会った人とフェリーで再会して話し込んでいると知り合いの親戚であることが判明。

明日からまた山で草刈りだ!


WILT
流れ流れて流されて。それでも魚は自らの意思で泳いでいる。

ほれぼれする山だね。冬の利尻も見てみたい。登ってみたい。


親父が生まれ育った集落も利尻山に見守られていた。

博物館で宮本常一が利尻のことを書いている文献に目を通したけれど北海道の本質を見事に捕らえていた。
要再読だ。

宮本常一離島論集〈第5巻〉ふるさとの島にありて思う/島と文化伝承
宮本常一離島論集〈第5巻〉ふるさとの島にありて思う/島と文化伝承宮本 常一 全国離島振興協議会 日本離島センター 周防大島文化交流センター

みずのわ出版 2010-10
売り上げランキング : 716125


Amazonで詳しく見る by G-Tools



2011/08/15

お盆は故郷へ 利尻島その2

朝からオールレーズンしか食べてないまま食いそびれて沓形のキャンプ場へ到着。

とにかく何か食べたい。

ウニ? いやビールだ!

俺の嗅覚はひとつの居酒屋へ足を向かわせた。

「居酒屋かもめ」

カウンターで生ビールを飲みほすとマスターと常連さんが話しかけてくる。

「あんちゃん、利尻山登ったんかい?」
「島のモンは山には登らないよ。」
「俺たちにとって山は神様がいるところだからな。」
「まさかあんちゃん山で小便してねーだろうね?」

俺はことの経緯を説明する。

利尻は俺のルーツだということ。
親父から利尻山は神聖な場所だと聞いていたこと。
ばあちゃんは利尻で小さな商店を営んでいたということ。
明日、その場所センポーシへ行ってみようと思っていること。

その後、ビールは止まることがなく「かもめ」を出たあとも沓形のスナック巡りが始まり全ての店でビールとセンポーシのことと利尻慕情の歌を味わうことになる。

なにかと泣ける歌です。


久しぶりにケニア人なみの完全な酔っ払いを見させてもらいました。

センポーシの情報も手に入ったし、利尻ローカルに触れられてよかった。

WILT
山もいいが街もいいね。


お盆は故郷へ 利尻島その1

お盆休みで3連休。

ばあちゃんが住んでた利尻島。親父が生まれた利尻島へ強行スケジュールで行ってきた。

Dahon の自転車にキャンプ道具と山道具を積んで鴛泊港へ着くといきなりの横殴りの雨。

利尻山の登山口にあるキャンプ場は来年からオートキャンプ場になるということで工事中。
隅っこの暗い場所にテントを張ってそのまま雨は止むことなく翌朝に。

風は少し和らいだけど視界ゼロのなか「行けるところまで行ってみよう」と登りだすとそのまま何も見えないまま山頂に。

「まぁ、こんなこともあるさ。。」

下山中に小便がしたくてたまらなかった。
携帯トイレを買い損ねたのを悔やむ。
高速下山家の俺はいつもよりも早く下山した。
なんとかキジ撃ちはせずにすんだ。(このことが後に報われる)

装備が不完全でいろいろと濡れてしまった。

合羽はやはり新しいのが必要だ。

ずぶ濡れのままDahonを走らせ嫌な感じのキャンプ場を後にし沓形へ移動。

WILT

山を登るために必要な装備・技術はやはり実体験で知るのが一番だ。
もっと俺はコンディションが悪い時に難しくない山を登る必要がある。

聞いていた以上に登山道の崩壊は進んでいた。近い将来登れなくなるかもね。

2011/08/13

ハーフタイム

いつもどおり4時50分に起床し、空を見上げると「これは!」という一日。

大雪山から十勝連峰、そして芦別岳までが見渡せる快晴。

幸いにして今日の現場はノカナンで山が見える。


こんなにもきれいに山が見えたのはこっちに来てから初めてだ。

いや、ちょうど昨年の今ごろ初めて大雪に登って「やっぱりここに住みたい」と思った日も今日のように晴れていた。

あれから1年。


落ち込むこともあるけどやっぱりここが好きだと思える一日だ。


今日で仕事も前半戦終了。
明日からお盆休み。
天気は崩れるようだけど行ってこよう。

北の最果ての島へ。

俺のルーツの島へ。

いざ、利尻。センポウシ。利尻山の頂へ。

今宵は満月。流星群も 。


It's a wonderful day.





2011/08/10

北の夏は長いか短いか

夏至の日に 「北国の夏は短くて長い」 と書いた。
日数は短いけど日が長いという意味だ。

このことをデータで検証したいとあれこれ資料をあさっているけどなかなかピンと来ない。
とりあえず整理する前にメモ。

比較対象は岐阜だ。

データ① 【温量指数】
北海道(旭川市): 65.3
岐阜(岐阜市): 130.7

温量指数は日平均気温で計算するのでこの検証には意味を持たない。
暖かい夜が23時間あったとしても植物は育たないはずだ。

データ② 【日長時間】


Daylight Hours Explorer












これが意外と難しい。
日長時間を積算したデータが見当たらない。
平均のデータだと岐阜も旭川も最長でも0.7時間しか差は無い。
でも、それが積算されたら結構なことだと思うのだが。

これを自分で計算するにはやはり微分積分の知識が必要で思い出すのに時間を要する。。


データ③ 【幹材積収穫表】

手っ取り早いのがこのデータ。
でも、スギは旭川には無いしトドマツは岐阜には無い。。

ということでまずは函館のスギと岐阜のスギの地位1の樹齢60年の蓄積の値を比較してみる。

北海道 661㎥/ha
岐阜  760㎥/ha

差が出たね~。
ま、当たり前か。

それでも北海道の夏季のバイオマス量はやはり多いと思う。
そして受光角となだらかな地形も影響しているはずだ。

山深い岐阜の谷では夏でも3時には日陰になってしまう集落がいくつもあった。

WILT

データで示せれば他人に説明できる。観察力と感覚を鍛えればデータがなくとも自分には説明できる!?

2011/08/09

Recalling EA

日差しが ジュア~・・・。
空気が ジョト~・・・。
冷たいコーラでニメフラヒ~!!


暑い日が続きなぜだか無性にスワヒリ語とケニアが恋しい。
とりあえずコークバリディで。




2011/08/07

ナキウサギギク

休みの日は山へ。
まぁ、毎日山に行ってるんだけど、森林限界の向こう側へね。

いろいろ行きたい山はあるけど体力的にも日程的にも行ける山は限られてくる。
ということで今日はニセイカウシュッペ。

そういえばデジカメが壊れてる。
普段は山登ってもあまり写真撮らないのだけどカメラ持っていかないと無性に撮りたくなる。

そして今日は素晴らしいシャッターチャンスを失った。

やっぱ修理出すかな~。


エゾウサギギクが満開でした。


ふと目をやると1mの距離でナキウサギが!全く逃げずにこちらを見てから「ピカチュ~!」と大サービス。感動した。

携帯のカメラじゃこんな感じ。拡大してもわからない。「カメラがないからこそじっくり観察できたのだ。出会えたのだ。」と納得させて超特急で下山。

短時間であれだけのスケールを楽しめるというのはいい山だね。ニセイカウシュッペ。
だけど、やっぱりその先へ心惹かれる。

見下ろしている良い感じの沢を登り詰めてる人を見て思う。
クマ鈴の大合唱の登山道を歩いて思う。
山頂で「誰々ちゃんが浮気してる」、「誰君が離婚した」とかの会話を聞いて思う。

その先へ。。






2011/08/02

でんぐり返してバイバイバイ

夕暮れの涼しい風を浴びながらヘタクソなギターを奏でていると
土手の上からキタキツネが俺のギターを聴いていた。

しばらく立ち止まってから鼻で笑うようにして夕闇に消えていった。

もうしばらくしたら外でギターを弾くのも寒くなるのかと思うとこの瞬間が愛おしい。

山には確実に秋の足音が近づいてきている。


WILT
誰のためでもないことが誰かに影響を与えている。


2011/08/01

お前も俺もよそ者か

野に黄色の花が目立つ。

「オオキンケイギクは北海道でも多いのね~」

などと思ってたけどこいつはオオハンゴウソウというものだ。

どちらも外来種で似たような大きな黄色の花をつける。

可愛い花だけど外来種ということで問題になっているとのこと。


この手の問題はよくわからないけれど駆除なんて不可能と思われるほど繁茂している。

とある生態学の研究者は「問題は問題だがこの手の外来種がすべての在来種を駆逐するとは考えられない」と言っていた。

きれいな花なんだけど嫌われるなんてね。


“ここにいるべきでない” という理由で。。

Oohangousou

WILT
在来種だっていつの日かどこからか来たのだ。自然はそうしてできている。