2012/09/01

緑の研修 後期

FW研修1年目後期10日間。

ひどい内容だった。

前期は造林で後期は造材なのだけど果たして何を学んだのだろう?

測量の実習では講師は牛方コンパスの赤が北とど素人な説明をする。
もちろん針止めの意味も使い方も知らない。
「水平はそれほど気にしなくてもよい」という実際に測量したこともない人が偉そうに嘘を教える。

標準地をとるのにコンパスまで使うのに斜距離を水平距離に直さない。
せっかく直径と樹高をとったのに幹材積表を忘れたといってでたらめな数値で材積を計算させられる。

間伐の講義ではRy曲線の難しい理論を説明しだして参加者全員を眠らせる。
せっかく実習でデータをとってるのにその値は使わない。
間伐設計もしない。

間伐の実習といって標準地をとった山に行ったのに選木もなしに列状間伐をする。
実習は4時までとなっているのに2時半に終わりにしようとする。
俺の順番まで来ていないので文句を言ったら「じゃぁ、やろう」となって伐倒したら「特にコメントはありません」ときた。

金をもらって講師を受けていながらコメントがないなんて何しにきてるんだろうか。


造材の講義は集材や作業システムなどについて学べるかと思ったら前期と同じチェーンソーの講義。半分以上の時間はDVDを見て終了。

造材の実習は札幌の宿舎から片道2時間30分!
高速使えばもう少し早く着くはずなのになぜか一般道で行く。
早く出発すればいいのに翌日も同じ時間に出発。

11時過ぎに現場に到着しても昼休みはびっちり1時間。
実際に実習した時間なんて3時間もない。

現場だって皆伐が終わった山で伐る木なんてほとんどない。
境界ぎりぎりの木を道端に倒して終わり。

伐倒初心者の人が「笛はどのタイミングで吹けばいいんですか?」と聞くと「知らない」と平気で答える。
俺は前の人がひっかけたかかり木を処理するために禁じられている浴びせ倒しをやらされた。

2日目は集材の実習となっているのに前日と同じ伐倒。
2日でひとり2本。
指導や注意を受けた人はほとんどおらず黙々と指示された木を伐倒していくだけの時間。


最後の「現場力の理解」というよくわからない講義では講師が「ケガと弁当は自分持ちだ」と力説。

怪我しても給料は6割しか補填されない。会社の経営は逼迫し自分の給料に跳ね返る。

そんなことを彼は伝えたかったらしいのだが、怪我をしないため、させないために作業員と経営者は何をすべきかを真剣に考えることがまず先だろう。

ちなみに彼は前期の研修で「技術は目で見て学べ」と言った人だ。
自分の立場をまったく理解できていない。


前にも言ったけどこの研修の目的とやりかたはそれほど問題はない。
問題なのはそれを実行できる人間がいないということだ。

林業関係者の天下り団体の人間が林業の担い手を育てるための研修を担えるはずがない。

そして彼らは真剣に担い手を育てようという気持ちを持っていない。

人を育てるということは非常に難しいことだ。

どんな業界にしたって人を育てる人は専門的な技術と知識を学びその道のプロなはず。

それと比べるとあまりにも幼稚すぎて言葉にならない。


この研修は少なくともあと2年は続くらしい。




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