おどろくべき施業が現実のものとなった。
『列状切り捨て間伐』
最初きいたときは冗談だと思っていたんだ。
隣の列に枯損があってもそれをきらないでぶっとい木をきる。
「もったいないと思わないの?」
そんな質問から帰ってきた答えに林業の奥深い問題を知ることになる。
「列状ならかかり木にならないから安全で効率的でしょ」
彼らは本気で徐伐のときもかかり木を教科書どおりに処理していると思っているのだろうか?
そうではないとしても、そう言われたら 「んだ」 としか答えられないこの業界。
しかし、徐伐で列で抜いて間伐でも列で抜いたらどんな山になるんだろう?
機械化が進んでいる北海道の林業。無垢材の建材としての需要の少ない北海道の人工林。
「これでいいんだ」と言われたら何も言えない。
だけど、苦労して何十年もかけて育ててきたわれらの大ベテランたちはどう思っているんだろう。
俺は情けないやら、悔しいやらでチェーンソーを握る手も力が入らないでいた。
そしたらベテランが「太いのはきらんでいいぞ。もったいないべ。そんなの誰が見ても明らかだべ。」
救われた。
列状切り捨て間伐。愚の骨頂。恥じるべし。

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