2013/04/30

種まき


「他に空き家は無いですかね~」

としつこく顔を出しているうちに

「そうだなぁぁぁ。ところで、お前はいま暇なのか?」

仕事は連休明けからだと伝えると

「ちょっと手伝ってくれないか?」ということになり、その地域の生産組合の稲の種まきの仕事を手伝うことになった。

機械でまかれた種の入った箱をハウス内に並べていくというこの仕事は非常に地味であり過酷な労働だ。

1日何千回とスクワットをしているようなもので、たいていの人間が嫌がるこの仕事。

給料がもらえるかどうかも確認していないけど、もうこの際どうでもよかった。

最後のほうは家だってどうでもよくなっていた。

ただ 「この仕事を最後までやり通すのだ」 という思いだけだった。

1週間びっちりと種を並べ続けた最後の日。

「家、決めてきたぞ」、と。

自分が必死に種を並べていた時に彼は1度はポシャッたあの家の持ち主と直接交渉してくれていたのだ。

そして、ありがたいことに相場よりかなり高いデメン賃ももらった。

「この地域には若い人間が必要なんだ」 と彼は言う。


俺はこの地域は絶対におもしろいことになると信じてる。

地域おこしとか、難しいことはどうでもいい。

精一杯生きる人がひとりでも多くなればいい。

そこに住んでいない人にとっては何の魅力もない地域でもいい。

そこに住んでいる人が幸せになれる地域がいい。


種は蒔かれた。

2013/04/23

家探しぽしゃり

田舎暮らしをしに北海道に来たのだけれどずっとアパート住まいが続いている。

毎日山で仕事をしていてもなんだか山を近くに感じられない。

「・・・もう、限界だ!」

 ということで2年越しのあの地域での家探しを本格的に始動した。

ちょっと不便な所にあるその地域に住む友人たちは口をそろえて

「やめといたほうがいいよ~」、「あっちの町(職場のある町)のほうが絶対いいよ~」と。

それでも自分の嗅覚を信じて動くのだ!

地域の方に家を探していることを伝えると1年前のことを覚えていてくれて

「お前はあの時の!まだ家見つからんのか?」


と、とんとん拍子で空き家が見つかった。

ちょっとぼろいけど居間から大雪山が丸見えなのが気に入ったので即決。

「じゃぁ、明日から引越だね~」 と準備してたら大家から電話。

「やっぱ、無かったことにして欲しい」、と。。。


落ち込んだ。

しかし、翌日に別の家を紹介してもらった。

こっちはもっと素敵。ちょっと条件がつくけれど理想の家は自分で建てるしかないのだからココで即決。

「じゃぁ、明日から引越だね~」 と準備してたら大家から電話。

「やっぱ、無かったことにして欲しい」、と。。。

 二日連続のドタキャンでさすがに落ち込んだ。

年老いた老人にとってたとえ住むことはなくとも長年住んできた家にときおり戻ることというのはとても大切な時間なのだ。

そのまま朽ち果てて行こうとも・・・。

その気持ちは痛いほどわかる。

でも、老人のセンチメンタルな気持ちにまかせてその地域が衰退していっていいのだろうか。

残された地域の人間はそう言って自分を慰めてくれるけどあらためて田舎での家探しの難しさを思い知った。

今年もアパート暮らしなのかなぁ・・・。

2013/04/18

薪を割る仕事



車検でお金もふっとんだ。
かといってびっちりバイトしたら家探しも引越しもできなくなる。

ということで知人にお願いして薪割りのバイトをやらせてもらえることになった。

なまってきた体を動かすにもちょうどいいし、将来の薪ビジネスの実行には必要なことだと思い格安で請け負った。

丸太に泥がついてて割る時間より目立てしてる時間の方が多くなる。

それでも薪を割るのは楽しいし、いろいろと勉強にもなる。

いかに効率良く割って、乾かして積むかというのが大事だね。

そのためには汚さないということ。木を倒したらできるだけ早く割るということ。作業場所をよく考えること。

あ~早く薪ユーザーになりたいな。


2013/04/17

stay here


いくらでも時間はあったのに車検切れぎりぎりに車検に出した。

排気漏れがあったのはしっていたけど車検には通ると思ってた。
古い車だからちょこちょこ手を加えなければならなくなるのは予想してた。

しかし、ここまで費用がかかるとは・・・。

買い換えようかとも考えたけど、車検が切れてしまっては身動きがとれなくなる。
急いで安い車買ったってきっとまたすぐにお金がかかることになるだろう。

家探しもどうにかなりそうな感じだし、ここはひさしぶりに内地に行って懐かしい仲間たちに会いに行こうかと考えていた矢先の出来事だった。

マニホールドの交換、マフラーの溶接、パワステギアボックス&ポンプ交換、ブレーキキャリパの交換、その他消耗品の交換などなどで今年も北海道に居つづけろという神のお告げ。

まぁ、そこの風土を知るためには2年は移動しないというのは鉄則なわけだし、愛車もこれでまだまだ乗れるわけだし(?)、きっとこれで良かったんだ。



2013/04/16

シーズンオフ


まだまだ山の上は雪も降っている。

ザラメの雪もこれからだ。

でも、やっぱり里に雪がなくなると自分の中でのスキー熱は冷めてくる。

それは春の重い雪を滑るだけの技術がないことや怪我へのリスクもある。

北海道が素晴らしいのは街中が根雪になりスキー場と生活の場が雪でつながっていることなのだと思う。

雪の上を滑るという行為が生活に直結している感じ。

それが好き。

だから今年はもうスキーは終了!

ワックスも落として掃除して夏眠の準備。

来シーズンはもっとレベルアップして滑るという行為そのものにもっと魅力を感じられるようになったらきっと春も滑るだろう。




2013/04/14

nfm


中川町という道北の小さな町に林業関係の人間の勉強会があると。

過去にも何度かお声を掛けていただいていたが、なんせ遠い。

そして最近の自分は小難しい林業のお話がどうも頭に入ってこない。

もっとシンプルな疑問や問題のほうが自分には解決すべきなのだと感じているのかもしれない。

だからこういう勉強会とかに足を運ぶ気になれなかった。

でも、いまは仕事もしていないし、引越の予定もぜんぜん動きが出てこないしで断る理由はひとつもない。

「まぁ、ひとつここは参加してみますかね~」

と言ってみると十数名の人間が集まっていた。

行政職員、大学職員、林野庁、民間事業体、現場の人間と参加者の顔ぶれは多様だ。

そしてこれはあくまでも個人の自主的な勉強会であり組織の垣根はない。

扱うテーマもそれぞれが興味を持ったものを提案し、実行に移す。

今回のテーマは「銘木市に出してみよう!」というもの。

銘木というとなんとなく敷居が高いように思えるけれどパルプ材よりは高いというていどの木も多く出品されているらしい。

どういう木がどういう値段で競り落とされるのか?

選木の観点は?

採材の観点は?

出荷の手順は?

そんな疑問を実際にやってみて勉強しよう!というテーマで今回は選木。

あまり良いとは言えない天然生林のなかで「これは良さそう」というものから「これは売れるのかな?」というものまで選んでいった。

立木の段階で腐れの進み具合をみんなで想像してみたり、伐り時について議論したり。

いや~とても楽しかった。

木をできるだけ高く売るというシンプルな問題を真正面から様々な立場の人間が勉強しあうというのが非常に好感をもった。非常に勉強になった。

ちょっとっ遠いけどできるだけ参加したい。

そして、中川町、熱い!

2013/04/12

本の虫


なかなかゆっくり本を読める時間もとれなかったのでここはひとつびっしりと読書。

図書館から借りたり、古本屋で買ったり、アマゾンで買ったりと読みまくった。

ほんとは一冊ずつ感想を書くべきなのだが、そんなことより今は本の虫になろう。


木の本。林業の本。土質の本。テレマークの本。陽殖園。宮本常一。更科源蔵。ドストエフスキー。。。

ぜんぜん消化しきれてないけど、久しぶりに読みまくった。
こんな時間も必要だ。


『たとえば私たちは、水が凍ると氷になると思っていますが、永い間、冬の永い土地で生活をしてきたアイヌの人たちは、氷の解けたのが水だと考えています。』

更科源蔵、北の原野の物語より



2013/04/06

季節はめぐる

風邪をひいてしばらくおとなしくしてたのだけどやっぱり治ったら滑りたくなっちゃって。

1週間で季節はものすごく進んでしまっていた旭岳。

おも~い雪に苦労しつつも天気が良くてゴキゲン。

山頂に行きたいな~。

今年は滑ってばっかで山歩きがほとんどできなかったな~。

残雪期の登山を楽しみたいなと。

そろそろ釣りもしたいなと。

だんだん自分の中のスキーモードが終わりに近づいてきてることを感じるけど「ザラメ」ってのを滑ってみたいからまだ滑ると思う。

でも、自然はそのときどきに最高の遊び場を提供してくれるわけだからその旬をいただかないと申し訳ないのだなと。