2011/12/31
Looking back the year
気がつけば今年も今日でおわり。
きちんと自分の足あとをふり返ることはとても重要なこと。
ということで今年なにがあったのかをふり返ってみる。
1月。
年明けは5年ぶり(?)に実家で迎えた。
この先、どこに自分が行こうとも正月を実家で迎えられることはほとんどなくなるだろうと思ったからだ。
ケニアに比べればずっと近いところに住むことは間違いないけど、ケニアと違って期間が決まっているわけではないから。
まったく手をつけていなかった課題研究に精を出す。
結局その程度の課題研究だから形に残るものはつくり出せなかった。
後悔していないと言えば嘘になるけれどあれでよかったと思ってる。
「森の見方」の基礎を「森のプロ」のもとに学べたことは今も役に立っている。
へたに政治や経済的な研究や、木を見て森を見ずのような研究をしてはいけないと思っていた自分にとってあの時の自分にはあれがベストだったのだ。
そのぶん、俺はたくさんの時間を人に会うことに費やした。
北海道で働きたいという気持ちは強いままだったけど学生という自由な身を利用して会いたい人にゲリラ的に電話しては会いに行った。
岐阜・恵那の佐藤林業。長野・大町の山仕事創造舎。長野・茅野の緑化創造舎。三重・尾鷲の速水林業。和歌山・田辺の山長商店。
これらの出会いが今どれほど自分を励ましてくれていることか。
2月
冬の北海道へ。
「うちで働かないか?」と言ってくれたふたつの会社へ。そして、自分の心が冬の北海道で何を感じるかを確かめに。
白く凍る大地のうえに広がる森の中で大きく息を吸い込み「ここで働きたい」と改めて思う。
流氷を見下ろすスキー場で本当のスキーの楽しさを知り「もっと滑りたい」と改めて思う。
森の中の家に集まる素敵な面々に囲まれて酒を交わし「ここに暮らしたい」と改めて思う。
迷いは消えさった。そして、その決断は間違いなかったと今も確信している。
3月
卒業。岐阜を去る。
岐阜も素晴らしい土地だった。
美濃という町。郡上という町。高山という町。素晴らしい町だった。
そしてやはり長良川。この川は本当に素晴らしい。北海道に来てもそれは変わらないどころか強まる一方だ。
そして素晴らしい出会いの数々。この土地にはいずれちょくちょく戻れるような場所にしたい。林業。山。人の暮らし。ここには学ぶべきものが数多くある。
そして11日。
自然の力。人間の力。科学の脆さ。この経験を活かせないのなら文明なんて嘘だ。
でも、人々はもう忘れつつある。
4月
いてもたってもいられずに仙台へ向かった。
ボランティアセンターで被災者やボランティア希望者の声を聞き、被災地の方たちやボランティアの方たちとの交流は本当に財産になっている。
そして「一人で生きる」ということの意味を知った。
いつまでも若くはない。自分の体が思うように動かなくなったとき、お金がない人は誰を頼るか。自由を謳歌し何を犠牲にするのか?その意味を知れたことは大きい。
ヴィパッサナー瞑想にも参加した。
精神がタフになったとか豊かになったってことはないけれど、なんとなく野生動物の世界に近づけたような気がする。
これもまた自分にとっては大きい。
5月
例のごとくどったばたで北海道へ。
引越が片付いた時には貯蓄がゼロに。まさに裸一貫からのスタート。
でも、雪解けが遅れているという理由で仕事は6月からに。。
今日食べるものも買えないという経験。これもまた大きな経験だ。
6月
仕事が始まる。
昨年雪で終わらせられなかった地ごしらえから始まり、植え付け、下刈り。
いずれも岐阜で経験しているとはいえやはり新しい環境で生活しながらのフルスロットルでの仕事。毎日があっという間に過ぎていった。
7月
下刈り。北海道といえども夏は暑く、ふらふらになりながら草を刈る日々。でも、嫌と思ったことは一瞬たりともない。不思議な充実感を感じるたびにこの仕事を選んで良かったと思える日々。
8月
仕事の合間に山に登ったり、利尻に行ったりと少しずつ余裕が出始めてきたのはこの頃から。
やりたいことはたくさんあって時として焦ったりすることもあった。
でも、自分が一番やりたいのはやっぱり山仕事なんだって思えてたから乗り越えられた。「今年は仕事だけでいい。それでいい。それがいい。」
山登れなくてもいい。クライミングできなくてもいい。冬はどうなるかわからないけどスキーができなくたっていいと思えるようになれた。
9月
地ごしらえなどをしつつ、秋が深まる。仕事に関して「ずっとこの仕事をしたい」と思いつつも体力面、特に腕力には不安を抱いている。そして蜂。エピペンを持ちながら山の仕事をするほどの覚悟は正直今のところ決まっていない。
でも、山にはいたいな~と思う日々。
10月
植えつけと徐伐。紅葉の山に感動しながらも冬への不安は高まりつつあった。
少ないながらもここで出会った人たちと自分のやりたいことを話しながら少しずつ話が進んでいく感じに興奮と不安が入り混じっていたのもこの頃。
11月
仕事終了。運良く山の調査の仕事が決まりこの冬はスキー三昧で行けるとほっとした。
そして来年に向けてしっかり準備をしながら事は進めていけそうだとほっとした。
12月
調査の仕事はお役所仕事にかなりうんざりさせられることになるけれど、やはり冬の山を歩くのが楽しい。少しずつだけど自分の世界が広まっていく感じもまたうれしい。
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