2012/10/13

5%

植え付けで感じてること。

この苗木が林になるかどうかの要因はは80%は「適地適木」で15%が「苗木」で「植え方」や「下刈り」は5%ほどなのではないかということ。

よい場所によい苗を植えてあげれば木は勝手にぐんぐん育っていく。

悪い場所にはどんなによい苗を植えて丁寧に育ててあげても木は嫌々伸びていく感じ。
育てばまだいい方でだいたいは枯れてしまう。


よい苗木はよい種と根切りと床換えの質で決まる。

それは愛情と根気のいる仕事。

そこには「この地域の森をつくるのだ」という確固たる決意がなければならない。


ここらにはふたつほどの苗木生産会社があるが苗木の質の差は一目瞭然。

細かい根がふさふさに生えていて葉っぱもみずみずしく、樹形も整っておりサイズも均一。

かたや、ニンジンみたいな根っこで苗木の時点で樹形が著しく崩れ、苗のサイズもバラバラ。


ぼくらは指示された場所に指示された苗を植えるのが仕事。

成林するかどうかの要因としては5%ほどなのかもしれないけど、この5%がなければ森は育たない。

その5%に誇りをもって今日も山へ向かうのだ。




2012/10/11

河原に木を植えるのか?

当麻の植え付けが始まった。

ここは地拵えでも???の現場だった。参照

重機が走ったこの現場は結局すっきりと低層木はなくなり、迷路のような畝ができあがった。

重機が入ったとはいえ地拵えは手刈りなので石だらけの地面はそのままだ。

そこを鍬でトドマツを植える。

掘っても掘っても石・石・石・・・。

こんなとこ植えられるか!!

と思いながらも仕事は仕事。ペースは落ちるけど必死になって植えていく。

でも、思う。

ここは風倒跡地。木が倒れたところに木を植えたって遅かれ早かれまた倒れるのだ。

河原のような土地に浅根性の木を植えたって風が吹いたらあっという間。

風で倒れなかったとしても上層にはすでに高木が生い茂っているから植栽木が育つとは思えない。

育ったとしてもこんな複雑な林班界では効率的な伐採などできやしない。

誰が見たってここは植える必要のない場所だったんだ。

あれだけ雑木が生えてきてたのに雑木を伐ってトドマツとカバノキ植えるなんてね・・・。

鍬が重く感じるのは体の疲れだけのせいじゃない。


2012/10/09

山はエンターテイメントに満ちている

今年も野ネズミ駆除の団子撒きの季節がやってきた。

天気も素晴らしくよくて広大な森をあわただしく移動しながらひたすらに団子をまいていく。




とある現場に勢いよく突入して団子をまこうとするとなにやら動物の気配。
「クマだ!」
そちらの方向に目を向けると沢向こうの薮がものすごいスピードでなぎ倒されていった。

姿を見ることはできなかったけれど、クマがいる森で仕事をしているということに幸せを感じた。



そして俺の大好きな現場からはこの景色。



熊が岳の稜線にうっすらと雪が見える。
この広大な森のつながりに身をおけることに幸せを感じる。


カラマツの林に入るとラクヨウキノコがたくさん生えていた。
この森にはカラマツは少ない。(この現場もただしくはグイマツF1)
なのでラクヨウに出会える機会は少ない。俺は初めて見た。
そのほかにもホンシメジやボリボリ(ナラタケ)なんかもたくさん採れた。
食べられないキノコならそれこそ地面一面に生えていて豊かな森の中で働けることに幸せを感じた。


時期的にはもう無理で諦めていたマイタケ。でも、ラクヨウのピークの遅さにこれは少しは期待できるかも。
ということで移動の道中にベテランが秘密のマイタケ・ポイントを教えてくれた。
深い薮の中に現れる朽ち果てたミズナラの伐根や朽ち果てそうなミズナラの巨木。

結果は残念ながらノーマイタケだったけど、こんなポイントを知っているベテランのもとで働けることに幸せを感じた。



楽そうにも思えるこの団子撒きだけど山を駆けるようにして歩くからかなりしんどい。
この日歩いた歩数は2万歩をゆうに越えていた。

疲れて食べるキノコご飯とキノコ汁。そしてビールに幸せを感じた。

あ~素晴らしい。山。



2012/10/07

サカナを食らう

ちっちゃこいけどせっかく初めて釣ったのだからおいしく頂かなければ。




食べるにはこれくらいのサイズがちょうどいい。



 とりあえず余り物の野菜たちとともにホイル焼き。


 クセも臭いもなくふつうにおいしくいただけました。

次はやっぱり豪快に油で揚げたいね。

The First Hit

当麻の町有林のなかにあるダムが気になっていた。

ウシベツ川の源流部にあるそのダムに魚がいないはずはない。

しかしそのダムは町有林のなかなのでゲートがあるから一般の人は入れない。


釣りの名人でも魚がいない川でいくら竿をふったって釣れない。

自分がサカナを釣れないのは自分がヘタクソだってことは重々承知しているにもかかわらず心のどこかで「この川にサカナはいないんだ!」と思っている自分を黙らせるためにここは確実に魚のいるところで釣りをする必要があるのだ。

ということで鍵を借りることができたので今日はそこで釣り。

まずはダム湖でルアーを投げる。

ポイントがわからずひたすら投げ続けているとライズが。
反射的にそこにルアーを投げるとパシャパシャとお魚が・・・。

こんにちはニジマスさん。

初めてのトラウト。感動というよりは「サカナってホントに釣れるんですね・・・」といった感想。

その後はライズもほとんどないのでダムの流れ込みへ行ってみた。

そしたらニジマスがうようよ泳いでた。

ルアーを投げると数匹のニジマスがガブガブしてきた。

そのうちの1匹がこんにちは。







感想は「サカナってホントにルアーに反応するんだ!」

その後も竿を振るけどばらすこと数回。サカナは完全に俺の存在を知ったようでまったくルアーに反応しなくなった。

サカナもバカじゃない。


ダムの出口や上流でも釣ってみた。ちっこいヤマベが釣れた。当たりも何度かあった。

ここにいるかな?ってポイントにルアーを落としあたりが連続したときにゾクってきた。

ようやく釣りの醍醐味がわかってきた。

そのまま夕方までねばったけど4時以降はまったく魚の陰もなくなった。

夕まづめが釣れるってのも時と場合によるのだろう。

とにかくまぁ、釣れました。

釣ったのではなく釣れたんですけどね。。



さすがにこの小さなヤマベさんはリリース。


2012/10/06

きゃんぷ

毎日のように山に行ってるけど生活に山はない。
山の中で夜を過ごす機会が少なすぎる。

日々の仕事や遊びには満足してるけど仲間と火を囲んで酒と音楽に浸る時間がないのが少々もの足りない。
 
そんななかであだっちのつくった道の現場でキャンプしようという話になったのだが雨・・・。

ということでJさんの家でBBQ。

ときおり雨もぱらつくけれど山仕事のひとたちが集まって酒と肉をつまむ。

しばらくすると音楽が奏でられ、思い思いの時間が流れ始める。

仕事のあとから参加したのであっという間に眠くなって寝ちゃった。

こういう空間と時間をもっともっとつくっていきたい。


2012/10/05

愛をこめて

秋植えの季節がやってきた。

まずはペーパンの山にエゾマツを植える。

仮植場から見える旭岳が美しい。

竹内さんが愛情こめて育てた苗木がみずみずしい。

鍬を振り下ろす疲労が心地よい。


秋の植栽は美しい。


でも、やっぱり先輩たちに圧倒的な差をつけられてしまう。

50本/時は植えられるようになった。

8時間びっちり植えれば400本/日というペースだからこれは遅いほうじゃない。

でも、圧倒的な差が。

植え付け本数ももちろんのことだが植え付けの美しさも。

ビシッと真直ぐに、等間隔で、直立されて植えられた苗木はいかにもすくすくと育って行きそう。

でも俺が植えた畝はグニャグニャで頭も少し傾いてしまってる。

これでは下刈りの時に切られてしまうリスクが高くなるし、樹形の変形を生じかねない。


木はその場を動くことができないわけで俺が植えた木はその場所で何十年ものあいだ光を求めて成長し続けていくわけだ。

植えるスピードも大事だけどもっと木にたいする愛情を深めた植え方をしなければならない。