北極点グリーンランド単独行 (1978年)
植村 直己
植村直己に好感をもてるのは鉄のような強い意志を持ちつつも「自分の弱さをさらけだせる」ところ。
冒険家や登山家の本などを読んでいてときおり残念に思うことがある。
・自然への謙虚さを説きつつも人間に対しての謙虚さが感じられない
・・・行間に山を登らない人間を見下しているようなところが見えたりすると残念に思う。
・文章が拙い
・・・せっかくの人柄(?)なのに伝わらない、むしろかえって誤解を招く。
こればっかりはしかたがないことかもしれないけど、インタビュー形式などにしたりと工夫はできるはず。(でも、こういう人たちは良くも悪くも偏屈な人が多いからね。。)
いずれも直接会えば素晴らしい人なのだろうけど本を通してしか会えない人はどうしようもない。
(もう亡くなっている人も多いし)
そうしたなかで植村直己の本はとても好きだ。本を通して植村直己のことをどんどん好きになれる。
文章力は決して高等とは言えないけれど、自分のことばで語っているし、伝えたいことは山ほどあるはずなのに潔く削っているから余計に伝わってくることがある。
自分の弱さをさらけ出せるというのは非常に勇気のいることだと思う。
どんな人だって弱いところはあると思う。それを受け入れながらより強くなろうとする姿勢に自分は価値を置いている。
せっかくなのでその一部を転載しておく。