新年の書初めで書いたとおりこの1年は Into the Peipan だった。
山の仕事がしたくて学校に通って念願の北海道に来て4年目。
だけど山の仕事が人生の目標ではない。
あくまでもそれは手段なのだ。
今の自分に必要なのは山の仕事の技術習得ではなくて、足場を固めることだと思った。
この地域が理想の場所だとは思っていない。
でも、理想郷なんてありやしないこともわかっている。
自分にとってのパラダイスは自分でつくりあげるしかないのだ。
林業や山の仕事以上に大切なものを今このタイミングで築いていく必要がある。
そう思って会社を辞めた。
あてがあるわけでもなかった。貯金だってほとんどない。
だけどこの地域外で働くのなら意味はない。
この地域のユーティリティプレイヤーとしてこの1年生き抜いていこうと思ってやってきた。
木を伐り、自力で引っぱって運んで、切って、割って、積んで、薪にして。
稲の種をまいてビニルハウスに並べて。
鹿児島から東北、北海道へと蜜蜂と共に花を求めて移動して。
田んぼの畦草を刈って。
地域の祭りの裏方をこなして。
稲刈りから、米の乾燥、選別、袋詰め、運搬をして。
風倒木の処理や支障木の処理をして。
井戸を掘って、居住環境を整えて、嫁を迎える準備して。
籾殻を加工して燻炭やバイオマス燃料をつくって。
山からは少し離れてしまったのかもしれない。
でも、山を中心にしながらこの地域で生きていくためには絶対に必要なことだと思っている。
収入はもちろん減ったけど、支出がそれ以上に減ったから生活はまったく問題なかった。
地域のユーティリティプレイヤーを果たしながらこの先に何が見えてくるか。
それはまだよくわからない。
でも、この1年を振り返ってみて思うのは「楽しかった」ってこと。
それが一番だ。
来年はどんな一年になるだろうか。
きちんと考えなければならないこともあるけれど、考えたってその通りにはならないのはわかってる。
Better than the best を目指していっこづつ積み重ねていくほかない。
ブログはこれにて終了といたします。
B*B*Blog III
++ Better than the Best ++
My W.I.L.T.s (What I Learned Today) will drive me there...
2014/12/31
2014/01/05
2014/01/04
年末年始スキー特訓
今回の年末年始休みは9日間。
実家に帰ってゆっくり地元の仲間と会うってのも考えたけど、やっぱり年末年始の移動は大変だ。
それに、これだけまとまってじっくりと滑れる時期なんてなかなかないので年末年始はスキー特訓。
ぴっぷ、ぴっぷ、リンクス、ぴっぷ、ほろたち、旭岳。
あいだにNOKと札幌でセッションの予定だったのだけれど特訓を積むうちに何かを掴みかけていた。
なんだか札幌まで行ってるのがもったいないような気がして近場で滑り込む。
掴みかけたそのなにかは結局まだ掴めていない。
だけど、その何かはわかった。
30年以上無意識に使っていた自分の体の癖とどう向き合うか。
ある程度は日々の生活の中で意識することで改善もできるかもしれないけれど、生まれ持った体格や運動神経はどうしようもない。
それを受け入れつつ、努力しつつ、自分なりの滑りを追い求めていくしかない。
とりあえずのキーワードはリズムとテンポってことで。
実家に帰ってゆっくり地元の仲間と会うってのも考えたけど、やっぱり年末年始の移動は大変だ。
それに、これだけまとまってじっくりと滑れる時期なんてなかなかないので年末年始はスキー特訓。
ぴっぷ、ぴっぷ、リンクス、ぴっぷ、ほろたち、旭岳。
あいだにNOKと札幌でセッションの予定だったのだけれど特訓を積むうちに何かを掴みかけていた。
なんだか札幌まで行ってるのがもったいないような気がして近場で滑り込む。
掴みかけたそのなにかは結局まだ掴めていない。
だけど、その何かはわかった。
30年以上無意識に使っていた自分の体の癖とどう向き合うか。
ある程度は日々の生活の中で意識することで改善もできるかもしれないけれど、生まれ持った体格や運動神経はどうしようもない。
それを受け入れつつ、努力しつつ、自分なりの滑りを追い求めていくしかない。
とりあえずのキーワードはリズムとテンポってことで。
2014/01/02
デルスウザーラ
デルス・ウザーラ (完全期間限定生産) [DVD]

ずっと観てみたかった黒澤明のデルスウザーラ。
入手困難なこの映画が限定で復刻されていたことを知る。
お!っということで早速注文。田舎に住んでてもこんなのがあっという間に自宅に届くなんて便利な世の中。
宅配業者が荷物を取り間違えて中身が少年ジャンプだったってことも決して怒るに怒れないのが田舎に住む者の心情です。(すぐに取り替えてもらえたけどね。)
で、この映画。
原作を読んでる人から観ると「うん。原作に忠実ですな。」、「さすが黒澤。きれいな映像だ。」という感じです。
まったく原作を知らない人間が観るほうが良いのかも。
だけど買う価値はあったな。
デルスにいつでも会えるなんてうれしいじゃないか。
2014/01/01
Welcome 2014
2014年。
今年はどんな1年になるだろうか。
いろいろと目標はあるけれど先のことなんかはわかりゃしない。だからこそ人生は楽しいのだ。
過去を反省し、いちにち、いちにちを丁寧に生きて行こうと思う。
本年もよろしくお願いします。
(写真は自宅からの眺めです)
2013/12/31
WILTY 2013
2013年が終わる。
北海道3年目。
今年はなんと言っても田舎に引っ越したこと。
家の修理や畑もやった。近所づきあいも多くなった。
仕事も体ができてきたし、造材も本格的に始まったこともあり、まぁ「林業やってます」と言えるようにはなったかなと思ってる。
大雪・十勝連峰の全縦走も踏破し、テレマークも本格的に始め、BCにも少しづつ進みだした。
計画通りといえば計画通りの3年目だった。
いろいろ勉強になったし、達成感もそれなりにある。
だけど、山を近くに感じられるようになったかというと答えはNOだ。
毎日仕事で山に入り、休日も山に行き、家も山に囲まれている。
でも、山が当たり前の存在になり、仕事に追われ、新たな発見は少なかったように思う。
なんというか、この1年は“雑”であったようにも思われる。
それは自分の性根なのかもしれない。
やりたくない仕事のせいにして。
忙しい生活のせいにして。
孤独のせいにして。
そのすべてが自分の中から生じていることに気づきながらも目をそらして。
変わりたい自分。変わりたくない自分。変えたい自分。変わらない自分。
そのすべてを受けとめて、自分で答えを出して、ぼろぼろになっても生きていく。
ひとつひとつを丁寧に。いっこずつ。生きていく。
ありがとう2013年。
2013/12/30
音遊び
きょうは大掃除。
小さいながらも一軒家なので今まで見て見ぬ振りをしていたところもすっきりきれいになっていい気持ちでテレビをつけながら年賀状を書いていた。
そしたらものすごい「音」が画面の中で。
「音遊びの会」
主催するミュージシャンのコメントにものすごく共感するとともにこの「音」に魂を揺すぶられた。
音楽は言葉より前か、あるいは同時に発生した。
そこには自分が何者であるか、相手に何を求めているかといったコミュニケーションの要素が含まれている。
それとともに「音」をつむぎ合わせることでその空間と他者とを共有していくものであった。
障害を持つものと同等になることとの闘いであるという姿勢がもたらす豊かさ。
「音遊びの会はこのままでいい。だって、もう最高なんだから。でも、これを見た誰かがきっと新しい扉を開くことになると思う。」
音楽が生まれるその世界。
それは障害者の音では決してない。
自らの音を表現し、共有すること。
その扉はきっとずっと開かれているのだと思う。
それを音遊びの会が教えてくれているのかもしれない。
小さいながらも一軒家なので今まで見て見ぬ振りをしていたところもすっきりきれいになっていい気持ちでテレビをつけながら年賀状を書いていた。
そしたらものすごい「音」が画面の中で。
「音遊びの会」
主催するミュージシャンのコメントにものすごく共感するとともにこの「音」に魂を揺すぶられた。
音楽は言葉より前か、あるいは同時に発生した。
そこには自分が何者であるか、相手に何を求めているかといったコミュニケーションの要素が含まれている。
それとともに「音」をつむぎ合わせることでその空間と他者とを共有していくものであった。
障害を持つものと同等になることとの闘いであるという姿勢がもたらす豊かさ。
「音遊びの会はこのままでいい。だって、もう最高なんだから。でも、これを見た誰かがきっと新しい扉を開くことになると思う。」
音楽が生まれるその世界。
それは障害者の音では決してない。
自らの音を表現し、共有すること。
その扉はきっとずっと開かれているのだと思う。
それを音遊びの会が教えてくれているのかもしれない。
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